デプスゲージとはどんなツールなの?いつどうやって使うもの?

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タイヤは、自動車のパーツの中で地面に接しているたった1つのパーツです。トレッド面だけに限らず、サイドウォールのヒビなんかも定期的にチェックしておきたいもの。でも、一番注意しておきたいのがタイヤの「溝の深さ」。スリップサインは目視でも確認できますが、やはり数値でも把握しておきたいもの。

本日はタイヤの溝を測るためのツール、「デプスゲージ」についての記事です。

デプスゲージとは?

デプスゲージを日本語に直訳すると、「depth」「gauge」となります。depthは深さを意味する単語で、タイヤの溝の深さを指しています。また、gaugeは測定する工具を指しています。

デジタルなデプスゲージ、アナログなデプスゲージの2つがありますが、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分自身の好みや方向性により選択すると良いでしょう。

タイプメリットデメリット
デジタルゲージ✅とにかく測定が楽に、素早くできる
✅数字が表示されるので一瞥で値が分かる
✅電池交換が必要になってしまう
✅故障に気付きにくい
✅アナログゲージよりも本体価格が高め
アナログゲージ✅電池切れの心配をする必要が全くない
✅ランニングコストがゼロで使える
✅デジタルゲージよりも本体価格が低め
✅目盛りを読むのが面倒に感じてしまう
✅間違って値を読み取ってしまう恐れあり
Hiisuke

私はいろいろ考えた上で、アナログなゲージを購入しました。目盛を読むのに多少手こずることもありますが、デジタルゲージに買い替えたいなと思うことは今のところありませんね。

クルマを日常生活のなかで使うだけであれば、デプスゲージは正直必要ないと考えて良いでしょう。もともと、タイヤにはスリップサインが付いています。偏摩耗しているのは見ただけで分かりますし、摩耗がかなり進んでいけばタイヤ内部のワイヤが目視で確認できますので、数値自体はあまり意味のないものだと言えます。

結果的に、デプスゲージを使うのはサーキットでのスポーツ走行をするような人に限られてしまうのです。

1回のスポーツ走行で減ってしまうタイヤの溝の深さを把握しておくことで、あとどれくらいラップ数を重ねたり、スポーツ走行を楽しむことができるのかを逆算して把握するために使う。

スポーツ走行をするときのタイヤの溝の深さやラップタイムをデータ管理しておくことで、どんな状態のときに良いタイムが出やすいか、逆に出にくいかが分かる。

偏摩耗している箇所と偏摩耗していない箇所の残り溝の違いを数値で把握することで、タイヤの情報が正確に把握できるため、セットアップの方法や、ローテーションの方法や実施時期、タイヤ購入時期の大まかな予測が立てられる。

デプスゲージの使い方(アナログタイプ)

デジタルタイプのものは、タイヤの溝の値が自動で数値表示されるため、使い方についてはそれほど気にする必要はありません。そのため今回は、アナログゲージの使い方を説明します。アナログゲージであっても、デジタルゲージであっても製造元によって形状や測定方法が若干異なる部分はあります。とはいえ、基本的な使い方としては共通点は多いです。

私は、こちらのアナログタイプのデプスゲージを使用しています。Amazonで750円で購入しました。可動域のところと、ベースのところ2つにメモリがあり、最初見たときに一瞬戸惑いますが、慣れてしまえば簡単です。

  1. 溝を測定するタイヤのトレッド面に対して、デプスゲージを垂直に当てます。当然のことですが、垂直に当てないと正しい数値が読み取れませんので注意して下さい。タイヤを外した状態で測定する方が作業的には楽です。(タイヤを付けたままでは、後輪が特に作業しにくいです。)
  1. 垂直に当てたまま中心部の定規のようなものを溝の底にあたるまで下ろします。下ろした先に、タイヤのスリップサインがないことを確認して下ろしてください。簡単にスルスルと動いてしまうようでは、デプスゲージとしては逆に使いづらいので、硬い状態になっています。
  1. 測定自体は、たったこれだけで完了です。次に、実際に測定した目盛りを読んでみます。
Hiisuke

今回使用したデプスゲージを例にすると、0から5cmまである真ん中の動く方の目盛りを「主尺」といいます。0から10まで、1個飛びで記されている動かない方の目盛りを「副尺」といいます。

まず、副尺の「0」のところがさす主尺の目盛りの値を読みます。下の写真では「0.5cm(5mm)」となります。

次に、主尺の目盛線と副尺の目盛線が綺麗に一致するところ(一本線となるところ)の副尺の値を読みます。上の写真では、0と2の間の目盛なので「1」のところと読むのが自然と言えます。また、副尺の単位は1/10mmですので「0.1mm」となります。

  1. 先ほどの測定値を合算します。「0.5cm=5mm」+「0.1mm」=「5.1mm」が、今回のタイヤの残り溝の深さということになります。メーカー公表値ではありませんが、インターネットの情報では新品購入時の溝が6mm程度だという話もあり、そのように仮定すると約1mm摩耗したことになります。

今回測定したのは、ミライースの右前で使用していたタイヤです。左回りのサーキット(スパ西浦モーターパーク)でのタイムトライアル大会で40分間と、通勤で2ヶ月間使用したものです。

Hiisuke

POTANZA RE71RSというタイヤはハイグリップラジアルタイヤに該当します。ハイグリップタイヤだともっと減ってしまいそうなイメージばかりが先行しますが、意外と減らないのだなと感心します。サーキットの路面の摩擦係数や総走行時間にもよりますが、この状態だとあと2〜3回は普通にサーキット走行が余裕で楽しめそうですね。

スリップサインについて

サマータイヤにはスリップサインが付いています。また、スタッドレスタイヤにはスリップサインとプラットホームが付いています。プラットホームというのは、スタッドレスタイヤとしての限界性能を示すもので、プラットホームが顔を出したタイヤはスタッドレスとして使うことは危険です。

せっかくの機会でしたので、スリップサインのところの溝の深さも調べてみました。

上の写真では少し分かりにくいものの、スリップサインのところにデプスゲージを当てています。

先ほどと同じように目盛りを読んでみます。

  1. まずは副尺が0のところは、4mmに若干足りないように見えます。3.8mmくらいでしょうか。
  2. 主尺と副尺の目盛り線が合致するところは9/10mmです。
  3. 3.8mm+0.9mm=4.7mm
  4. スリップサインのところの溝の深さは4.7mmとなります。
  5. スリップサインのないところの溝の深さは5.1mmでした。
  6. スリップサイン自体の高さは0.4mmだということになります。

【本記事のまとめ】サーキットユーザーであればデプスゲージによるタイヤ管理はしておいた方がいい

本日は、タイヤの溝の深さを測るためのツール「デプスゲージ」の使い方について紹介しました。

日常的な点検として毎回、デプスゲージを使って溝の測定をする必要はありません。ただ、サーキットでスポーツ走行をする場合は走行の前後できちんと測定して、現状の把握をすることをオススメします。

デプスゲージは価格以上の付加価値があるツール、きちんと使いこなして無用なトラブルを避けるようにしたいものです。

Hiisuke

個人的にはアナログゲージの方がおすすめです。

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ABOUT US
武内 広明
K4 PARK運営者&編集長。現在の愛車はダイハツミライース。軽自動車の魅力をもっと多くの人たちに伝えたいと考えています。たまに、レーシングカートやクロスバイクに乗って遊んでいたりもします。