ミライースのプラグ交換は意外と簡単!でも細いプラグレンチは必須

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日常生活の中で車に乗っていてエンジンのスパークプラグまできちんと意識してメンテナンスしている人はかなり稀な存在かもしれません。プラグレンチという少しだけ特殊な工具が必要になったり、高寿命のプラグに至っては10万km近く持つことも影響しているかもしれません。

本日はミライースにおけるスパークプラグの交換手順について記事を書かせていただきます。

スパークプラグの役割

スパークプラグはエンジン内部でガソリン燃焼のための点火をする極めて重要な部品の1つです。プラグがきちんと働いていないと、自動車を動かすことができません。

スパークプラグは品質やその製品ごとに耐久年数が異なります。一般的なプラグだと2万km、白金やイリジウムプラグだと5万kmから10万kmと幅が大きすぎるので、随時プラグの状況をチェックして必要であれば交換するといった感じになります。

Hiisuke

一般的なプラグであっても、軽自動車の場合は1万kmごと、二輪車の場合は5千kmごとの交換が理想とも言われていますよね。車のタイプだけでなく、プラグの品質によって交換サイクルは大きく変わってしまうのです。

日常点検ではなく、車検や法定点検の際に確認する・確認してもらうのが、無難で理想的とも言えるでしょう。

スパークプラグの交換方法

まず、交換の前に工具を用意しておく必要があります。

  • プラグレンチ(細いタイプ)
  • ソケットレンチまたはメガネレンチ、モンキーレンチなど(10mmの六角ボルト用)
  • 作業用手袋(グリップ手袋)*あれば好ましい
Hiisuke

緩める際に、ボルトが硬いケースがあります。手が痛くなってしまうので、テコの原理が使いやすい少し柄の長いタイプのラチェットとソケットレンチの組み合わせが一番好ましいです。

今回、用意したのはNGKのスパークプラグです。ミライースは3気筒エンジンなので、プラグは3本必要になります。

NGK製の「Premium RX」というプラグは公式サイトによると高品質のスパークプラグとして紹介されています。プラグは自動車の部品の中でも種類が多いので、自分の車種に適合する製品・品番を間違えないように購入の際はダブルチェックをしておいた方がいいです。

着火性、燃焼効率性、耐汚損性、耐消耗性、スパークプラグに求められるあらゆる性能を高次元で凌駕した高性能スパークプラグです。

NGKスパークプラグ製品サイト(©︎日本特殊陶業株式会社)より抜粋

工具を使う作業が多いですが、そんなに難しくありませんので一度チャレンジしてみることをオススメします。以下、交換作業の順番です。

  1. まずはとにかく、プラグを外さなければいけません。エアクリーナーまで伸びているセットパーツを外してあげる必要があります。外すとコネクターの刺さった3点の場所を用意に見つけることができるはずです。セットパーツの外し方についてはエアクリーナーの交換作業開始時と全く一緒です。

写真だと、中央よりも下の方に3つのコネクターが顔を出しています。左がグレー、中心がベージュ、右がグレーの3つです。これらは六角ボルト1本でそれぞれ固定されていますので、まずはこのボルトを外さなければなりません。

  1. 工具を使ってボルトを外してあげます。作業の間違いを防ぐために1本ずつ対応していったり、とりあえず3本全てを外して終わったところから取り付けていったり、一定の流れ作業に徹する方が好ましいです。ちなみに私は左から順番に1本ずつ交換していき、終わったら右へ右へと移動して行きました。
  2. ボルトを外すと、プラグコードがプラグから簡単に外せるようになります。長い筒状のものが外れて、奥にはプラグの頭が見えます。このプラグを外すときに、太いプラグレンチだとプラグの頭まで届かないので、細いタイプのプラグレンチを用意しておく必要があるのです。
  1. プラグを取り付ける(締める)時は右回りの時計回り、取り外す(緩める)時は左回りの反時計回りに回す必要があります。きちんとプラグレンチを奥まで差し込んで六角部分まで当てないと、プラグは外すことができません。また、固く締められていますので、結構強い力が必要になります。指のところにある六角がプラグレンチにはまる部分です。
  1. プラグを外してチェックしてみました。電極部分が明らかに劣化しているとは思いませんでした。ただ、碍子部分が黒く焦げてしまっていることが分かりました。NGKスパークプラグ製品サイトで調べてみたところ、特に問題はなさそうな印象を受けます。
Hiisuke

「この汚れは高電圧により、空間に漂う油粒子が絶縁体表面に吸着したもので、プラグ性能への影響はありません。」と書かれていますが、サンプル写真よりも、黒ずみ方が激しいのが少し気になってしまいますよね。

  1. 今回、新しく購入したのはNGK製の「Premium RX」です。品番はLKR6ARX-P[91516]です。私のミライースは2万km走ったものを中古車で購入しました。プラグ交換をしたのが走行距離4万kmを超えたあたり。おそらく新車購入時から一度もプラグ交換することなく今に至ると思われます。

これらの作業が終われば、あとは逆の順番で作業をしていくだけです。

  • プラグレンチに交換するプラグを差し込む
  • 今度はプラグを取り付けるので右回転(時計回り)にプラグレンチを回す
  • オーバートルク(締めすぎ)には十分注意する
  • プラグコードをまっすぐ差し込む
  • ハーネスを固定しているボルトを締める
  • エアクリーナーにパイプ部分を取り付ける
Hiisuke

1つ1つの作業をきちんとこなしていけば問題なくできる作業だと思います。プラグやボルトが思っている以上に固くて、少し焦ってしまいがちですが焦らなくて大丈夫です!

【本記事のまとめ】ミライースのスパークプラグは適合プラグサイズが16mmのプラグレンチがあれば対応が可能

スパークプラグの交換は1台あたり2,000円程度の工賃がかかります。とくに難しいポイントがあるわけでもないですし、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

プラグの種類やグレードによって大きく変わってしまいますが、2万km〜10万kmの交換サイクルです。とはいえ、走行距離だけにとらわれずプラグの状態を見て判断していくのが理想と言えます。

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